NHK Eテレで2022年12月~1月に放映されていた〝趣味どきっ!読書の森へ 本の道しるべ〟、その第5回に料理愛好家の平野レミさんが登場しました。いつも明るい雰囲気のレミさんですが、今回の番組では違う一面を見せてくれました。

 ぼくは、レミさんのお父さん平野威馬雄(いまお)さんが書かれた『レミは生きている』が好きでした。この本の話が出るのではと楽しみに見ていました。

NHKテキストの一部

NHKテキストから転用
左上は:平野威馬雄 さんの資料(日記)
レミさんが貼った付箋がたくさん!

 鈴木義治さんが絵を描いた講談社の単行本の『レミは生きている』の本が映し出されました。

 鈴木義治さんの絵がテレビに映し出されるのは、初めてではないでしょうか。

 表紙はオレンジの夕陽を背景にした港の風景です。かもめも描かれています。横浜出身の義治さんには〝もってこい〟の題材です。

 「これだけは読め」と、レミさんに『レミは生きている』を勧めたお父様の 威馬雄 さんもすてきだと思いました。またいつか読み返してみたいと思っています。(2023年2月)

 

表紙と背表紙(講談社 昭和52年刊)
カモメの飛ぶ表紙は波止場でしょうか?
港町横浜で育った鈴木義治さんらしい1枚です
左上:見返し・右下:本文
本文の絵には『コタンの口笛』のタッチが残っています
スピン(栞)もオレンジ色、義治さんの提案でしょうか