中ミシン綴じ製本の糸を抜いてみました。製本用の特別なミシンではなく、裁縫用のミシンが使われています。小学校の時にミシンは習いましたが、まっすぐに縫うのは思いのほか難しかったことを思い出します。

 製本では、紙を断裁する時の精度、折る時の精度、そしてこのミシンの縫い(綴じ)精度が揃ってはじめて高い精度の製本になります。ミシンを縫う時も、印刷機と同じように〝アテ〟で精度を保っています。

中ミシン綴じの作業

 この精度の高さも、造本装幀コンクールでは評価されたのではないでしょうか。

 そしてさらにもうひとつ・・・