『花と木沓』は地元の図書館にはありませんでしたので、リクエスト申請をしました。

 11月に申し込みをして、1月の下旬に本が地元の図書館に届いたとの知らせがありました。時間は掛かりましたが、都内の目黒区立図書館からお借りしてくださいました。

 図書館でお借りする本は、本の堅牢さとカバーを破損から守るため、カバーと表紙を大きなフィルムで接着されているものが多いです。

 『花と木沓』のカバーの裏には、小野千世さんが東日本大震災の日に描いた、涙を流しているシマフクロウの絵を印刷しています。この装幀はぼくのアイデアです。

 このシマフクロウが、図書館の本ではどのように扱われているのだろうかを知りたく、リクエストを出していました。

本の上に地元のビニールカバーが付けてありました
「この本は他の図書館からお借りした資料です」
注意事項が書かれていました

 本を開いてみると・・・

 装幀・造本を見て、このような工夫をしてくださった図書館の方に感謝しています。(2023年2月)